熱帯泥炭林の再生と
活用に向けて……
地球環境と市民生活の両者に
便益をもたらす
古紙の可能性を探る
地球温暖化の原因とされるCO2濃度を高い精度で予測するため、北海道から東南アジアまで、幅広い領域でフィールドワークを実施し、研究観測を行う北海道大学教授の平野高司氏。
その研究成果は、様々な国際的学術誌に掲載されるなど、研究の将来性についても大いに期待されている。
なかでも平野氏が注目するのが、東南アジアに広がる熱帯泥炭地の農地開発によるCO2問題だ。地下に膨大な量の炭素を溜め込む泥炭林の伐採と乾燥化が進むことから、大規模なCO2が排出されているという。
「再湿地化と低環境負荷の土地利用を両立させることが重要である」と述べる平野氏に対し、「古紙を活用した地盤の固化技術を用いて、グローバルとローカルの両面で貢献できれば」と話す当社代表の駒津に、東南アジアにおける熱帯泥炭地の現状や今後の展望について語ってもらった。

